帝京大学との共同研究について
〜バリ取り技能の見える化と技能伝承への挑戦〜
藤本工業株式会社では、帝京大学様とともに、浜松市の補助金を活用しながら、約2年間にわたり「バリ取り技能の見える化」に向けた共同研究を進めております。
本研究では、熟練作業者のバリ取り動作をモーションキャプチャーで計測し、動きのリズム、タイミング、速度、加速度などを数値化・可視化することで、これまで“感覚”や“経験”として伝えられてきた職人技能を、より分かりやすく伝承できる仕組みづくりを目指しています。
バリ取りは、製品品質を支える重要な工程でありながら、自動化が難しく、人の技術が欠かせない作業です。一方で、熟練技能の習得には時間がかかり、製造業全体においても技能伝承は大きな課題となっています。
今回の取り組みでは、勤続年数の異なる作業者の動きを比較・解析し、熟練者ほど安定した動作や一定のリズム、タイミングを持って作業していることが確認されました。今後は、蓄積した動作データをもとに、技能の数値化や教育訓練への活用、さらには短期習得システムの開発へとつなげていく予定です。
また、本研究内容は、2026年7月9日に東京お台場で開催される「Sports Informatics and Technology 2026(SIT2026)」にて発表予定です。さらに、関連する研究内容については、長崎で開催された国際会議でも発表されました。
https://pub.confit.atlas.jp/en/event/ipec2026/session/XetPWQRG藤本工業は、これからも「バリ取りの価値向上」を目指し、現場の職人技術と大学の研究力を掛け合わせながら、日本の製造業を支える技術の継承と発展に挑戦してまいります。
